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球磨焼酎くましょうちゅうのふるさと

自然豊かな人吉・球磨の風土

自然豊かな人吉・
球磨の風土

九州山地の険しい山々の中にぽっかりと開けた広い盆地があります。ここが白岳のふるさと、人吉・球磨。南北に広がる山すその至るところから湧き出る伏流水がいくつもの流れをきざみ、一つに集まって急流・球磨川をつくりあげています。鎌倉時代から明治維新まで代々700年。この地は相良氏が治める隠れ里と呼ばれ、米づくりが盛んに行われていました。この米と清冽な水でつくられてきたのが球磨焼酎です。

相良氏は「国酒」として米焼酎づくりを奨励。土地の人たちに愛され、この地を訪れる旅人たちには「幻の酒」と呼ばれました。現在では「球磨焼酎」というブランドで産地指定を受け、27の蔵元がおいしい焼酎をつくるために日々腕を競い合っています。肥沃な大地と寒暖の差の激しい気候によって育まれた深い味わいの米。山々がつくりあげた清涼な水。そして、人々の米焼酎への愛。これらの条件が揃ってはじめて、極上の味わいが生まれるのです。

産地呼称が認められた
球磨焼酎

「球磨焼酎」は日本に4つしかない産地呼称が認められた本格焼酎のブランドの一つです。1995年には人吉・球磨でつくられる、米を原料とした焼酎が、正式に「球磨焼酎」として国税庁の「地理的表示の産地指定」を受けました。産地呼称が認められた本格焼酎としては球磨焼酎の他に、芋を原料とした「薩摩焼酎」(鹿児島)、麦を原料とした「壱岐焼酎」(長崎)、タイ米を原料とした「琉球泡盛」(沖縄)があります。いくら製造機器は近代化しても、その味わいを形づくるのは良質の米と清らかな水だけ。米本来の旨味を味わえる極上の一杯をお愉しみください。

「球磨焼酎」と銘打つには厳密に定められた原料と製法を用いる必要があります。その条件の中でも最も際立つ部分が「場所」です。「熊本県球磨郡又は同県人吉市内で採水した水のみを使用していること」「熊本県球磨郡又は同県人吉市内で発酵、蒸留、貯蔵及び容器詰めが行われていること」。つまり、「球磨焼酎」と肩書きを持つ逸品は、人吉球磨の風土の中に蔵をかまえる27の蔵元にしかつくれない特別なものだといえます。他にも地理的表示には「米は国産米のみを、こうじは国産米から製造された米こうじのみを使うこと」や「米、米こうじ及び水又は米こうじ及び水を原料として発酵させたもろみを、単式蒸留器をもって蒸留したものであること※2」など厳しい条件が。各蔵元はその基準を満たしながら独自の味をつくり上げています。その銘柄の数はすべてをあわせると300以上。コニャックやボルドーワインなどと肩を並べる世界的な銘酒として、「球磨焼酎」はその味わいを磨き続けています。
※1:地理的表示規定(球磨焼酎の世界的な保護)と地域団体商標登録(地域ブランドの保護)を受け、球磨焼酎ブランドマークを作成。 これらの表示されている球磨焼酎の原料である「米」をベースに、日本三大急流の清流「球磨川」水系の地下水のイメージを組み入れ、くましょうちゅうの頭文字「く」で表現。
※2:ただし、米こうじ及び水を原料としたもろみについては、その一次もろみに米こうじ及び水を加えて更に発酵させたものに限る